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私の京都散策「静かな時の流れを感じる奥嵯峨」を巡る

奥嵯峨には嵐山の雑踏が嘘のような閑寂な時間が流れています。
今回は、嵐山から少し足をのばして歩くコースを紹介します。

<モデルコース>

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愛宕念仏寺

四条河原町から京都バス「64系統 嵐山・清滝行」に乗車、清滝トンネル手前の「愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)前」でバスを降りると、目の前に愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)があります。(JR京都駅からは京都バス84系統大覚寺・嵐山行があります)

創建当時は東山の麓にあり、中世以降衰退していましたが、1922(大正11)年に現在地に移されました。

愛宕念仏寺羅漢

愛宕念仏寺羅漢

本堂は鎌倉時代、仁王門は江戸時代中ごろに建立されたものです。境内には個性豊かな表情の羅漢さんが1200体ならんでいます。

京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町2-5 ●拝観料:300円)

●京都バス時刻表→ 四条河原町JR京都駅

鳥居本町並み

鳥居本

鳥居本町

街道と並行して走る旧道を南へ向かうと一の鳥居があり、国の重要歴史的建造物群保存
地区に選定されている、奥嵯峨鳥居本の古い町並みが見えてきます。

古くは化野(あだしの)と呼ばれ、葬送の地でしたが、現在の町並みは愛あ たご宕神社の門前町として発展したものです。

その歴史を伝える「鳥居本町並み保存館」が無料で見学できます。

鳥居本町並み保存館

あだしの念仏寺

あだしの念仏寺

あだしの念仏寺

嵐山高雄パークウェイの高架をくぐって、右手の石段を上がるとあだしの念仏寺です。

811(弘仁2)年空海が五智山(ごちざん)如来寺を建立し、野ざらしになっていた遺骨を埋葬したのに始まると伝えられます。

境内には、この辺りに葬られた人々の墓石であるという8000体もの石仏や仏塔が集められ、「西院(賽)の河原」と呼ばれています。

寺の奥にある竹林の階段を上ると、六面六体地蔵があります。

地獄・餓鬼・畜生・修羅・人道・天道の六つの世界で、それぞれ人々を救う姿を現しているそうです。

京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17 ●拝観料:500円)

紅葉あでやかな奥嵯峨「祇王寺」「厭離庵」

祇王寺

祇王寺

土産物屋が軒を連ねる中を南に向かうと、八つのお地蔵さんが並ぶ三差路にでますので右へ。

突き当りの道標にしたがって、石畳の道を右に進むと苔庭の美しい祇王寺(ぎおうじ)です。

厭離庵

厭離庵

そこから戻って東へ向かうと住宅地の中に、ひっそりと厭離庵(えんりあん)が建っています。

藤原定家の小倉山荘で、百人一首を撰した所といわれており、公開は紅葉の時期のみ。

(祇王寺:京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32 ●拝観料:300円)

(厭離庵:京都市右京区嵯峨二尊院門前善光寺山町2 ●拝観料:500円)

紅葉の絨毯、「二尊院」「落柿舎」

二尊院

二尊院

少し戻って二尊院へ向かいましょう。釈迦如来と阿弥陀如来の二尊を祀っているのが名前の由来で、角倉了以により伏見城の薬医門が移築されたと伝えられています。

目を凝らして見ると、総門の瓦の端に豊臣秀吉の「五七の桐の紋」が見られます。

二尊院総門に残る紋

二尊院総門に残る紋

門前を南に向かうと、左手に松尾芭蕉の門人の一人、向井去来の閑居跡である落柿舎(らくししゃ)の茅葺屋根が見えてきます。

落柿舎

落柿舎

芭蕉はここで「嵯峨日記」を記したといわれています。

そこから20分ほど歩くと、観光の中心地「嵐山」です。

嵐電嵐山駅

嵐電嵐山駅

市民愛するローカル鉄道、嵐電嵐山駅の構内に嵐山温泉の足湯がありますので、散策の疲れをいやすのもいいかもしれません。

足湯

嵐電嵐山駅足湯入泉料:150円

(二尊院:京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27 ●拝観料:500円)

(落柿舎:京都市右京区嵯峨小倉山緋明神町20 ●拝観料:300円)

(嵐電嵐山駅:京都市右京区嵯峨天龍寺造路町

京都市観光協会ホームページ
●写真協力→京都フリー写真素材

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