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京都・妖怪の旅

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いつもと違う京都は「妖怪」スポットがお進め

橋姫神社

橋姫神社

京都府宇治市の橋姫伝説についてご紹介します。

宇治市には橋姫という宇治橋を守る神霊の伝説があります。

宇治川に架かる宇治橋の近くに橋姫神社があり、その神社に橋姫は祀られています。

橋姫伝説とは、夫に捨てられた橋姫が元夫とその新しい妻を妬み嫉妬のあまり鬼になったというものです。

橋姫は長い髪を5つに分けてツノを作り、顔を朱に塗り、体には丹を塗り、頭には鉄輪を乗せ、その鉄輪の三つの足に松を付け火を灯し、更に両端に火の付いた松明を口にくわえた姿であると言われています。

その姿は丑の刻参りの元になったとも言われています。

また、橋姫に関して「古今和歌集」巻一四に次のような読み人知らずの歌があります。

「さむしろに 衣かたしき 今宵もや われを待つらむ 宇治の橋姫」。

この歌は宇治の橋姫が出てくる最も古い文献とされています。

また源氏物語の宇治十帖にも橋姫は登場します。

現代でも橋姫を題材にした小説は数名の作家によって書かれています。橋姫伝説の影響のためか橋姫神社は、悪縁切りのご利益があるとか、嫁入り前は神社の前を通ってはいけないなどの言い伝えもあります。

現在社務所で、橋姫に関するグッズが販売されているようです。橋姫キャラクター缶バッジ、缶マグネットの他にも、なんと縁切りバサミというグッズもあります。興味のある方は橋姫神社を訪れてみてはどうでしょう。

京都と陰陽師

清明神社

清明神社

京都で陰陽師といえば安倍晴明が有名で清明神社もよく知られていると思います。

今回は清明神社とは違う場所をご紹介します。

京福電車、北野白梅町駅から徒歩で7分の所に大将軍八神社があります。桓

武天皇が793年に王城鎮護のために星神大将軍を勧請したと言われる神社です。

方徳殿には重要文化財である大将軍神像80体と、京都府指定登録文化財の陰陽道安倍家の古天文歴道資料があります。

境内の参拝は自由ですが、方徳殿は有料です。

昔この辺りで鬼や妖怪の行列、百鬼夜行が見られたという言い伝えもあります。

次に、JR西大路駅から徒歩で10分の所に鎌達稲荷神社があります。

唐橋西寺公園の一角にある神社です。

陰陽師安倍晴明の子孫が護ってきた神社で開運の・勝負運を招き奇跡を生む神さまとして知られています。

この神社のカムハラ呪符は、サムハラ守りとも言われ災難除けの他、ここ一番の勝負の時にも奇跡を呼ぶと言われています。

次に、京都市営地下鉄、鞍馬口駅から徒歩で5分ほどの所に閑臥庵があります。

初代隠元禅師から六代目黄檗山萬福寺管長を招いて1671年に開山。

十干十二支九星を司る総守護神で、安倍晴明が開眼した北辰鎮宅霊護符が祀られています。

鬼・鵺(ぬえ)・朧車(おぼろぐるま)、今も伝わるご当地妖怪

今昔画図続百鬼巻之下(龍谷大学図書館蔵)

朧車「今昔画図続百鬼巻之下」 (龍谷大学図書館蔵)

京都の福知山市には鬼の交流博物館があります。

「鬼とは何者かをさぐる」コーナーや、「大江山の3つの鬼伝説紹介」といった鬼に関する興味深いコーナーがあります。

南北朝時代に製作された鬼退治を語る最古の絵画資料の複製があるそうです。

鬼が好きな方はぜひ訪れてみてください。

次に、二条城北寄りに小さな池があります。

その傍の石碑には鵺池碑と書かれています。

さらにその北側には鵺大明神の祠があります。

鵺(ぬえ)とは平家物語に登場する妖怪で頭が猿、体が狸、手足がトラで尾が蛇という姿だそうです。

源頼政が弓で退治したが復活したので再び退治し、この鵺池で矢を洗ったという伝説があります。

そしてその矢じりは四条烏丸南東、東洞院通綾小路東入るの神明神社に残っているようです。

次に、朧車(おぼろぐるま)に関して、鬼のような形相が朧月に照らされ、こちらを睨んでいる。

夜になると一台の牛車。平安時代の祭礼で貴族たちが牛車で見物しやすい場所に移動させようとした際に車同士が争いになり、その場所取り争いで敗れた車が妖怪となったと言われています。

上賀茂と下鴨神社の例祭、葵祭で起こった車争いは「源氏物語」にも書かれています。

鳥山石燕の「今昔百鬼拾遺」の中に図画で、半透明の牛車の前面に巨大な顔のある姿で描かれていています。

京都には他にも片輪車という妖怪もいます。炎に包まれた片輪のみの牛車が美女または恐い男を乗せて走り、姿を見たものを祟ると言われています。

京都では百鬼夜行のイベントが一条妖怪ストリートで行われます。

一条妖怪ストリートとは一条通にある大将軍商店街のことです。

妖怪の仮装行列や妖怪アートのフリーマーケットなど妖怪をテーマにしたイベントですので、ぜひ訪れて好みの妖怪と出会ってください。

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