脳を鍛える「コグニサイズ」とは
コグニサイズとは、造語であり、この造語を作ったのが、国立長寿医療研究センターです。
英語では、認知を意味するcognition と運動を意味するexercise を組み合わせて、cogniciseコグニサイズと呼びます。
国立長寿医療研究センターが開発した運動と計算やしりとりなどの認知課題を行うことで、認知症予防を目的としています。
コグニサイズは、基本的にはどのような運動課題や認知課題でも可能です。
認知症予防のために、認知機能をアップさせて記憶力向上を目指したり、脳トレによっても記憶力向上を目指すことが出来ます。
さらに、運動を組み合わせて行うことで相乗効果が期待できます。
コグニサイズの目的は、運動をすることで健やかな体を目指すことだけではなく、脳トレによって脳の活動を活発にする機会を出来るだけ増やすことによって、認知症予防を目指そうと言うものです。
従って、コグニサイズの課題をマスターしてしまうことが、真の目的ではありません。
認知課題や運動課題がスムーズに上手に出来るようになったと言うことは、脳への刺激や負担が少なくなっているからです。
慣れて来たと感じたら、アレンジをしたり内容を変えてみたりすることが最適です。
コグニサイズのトレーニング法と効果
認知症を予防するには体や脳を活性化させることが必要です。
暇な時間が多いと余計な心配事をしてしまうこともありますし、不安にもなってしまって鬱になってしまうことすらあります。
そういったことを防ぐためにも、適度な運動をしたり、規則正しく行動したり、趣味を多く持って脳と体を動かしていくといいでしょう。
ピアノなどの楽器演奏は手を動かすことと神経を働かせるという意味で認知症予防になるとしてよく知られていますが、その他に脳トレになるものを利用していくのも良いです。
脳トレには脳トレ専用のゲームソフトなどもありますが、脳トレになるトレーニング法なども認知症予防として取りいれていくといいです。
中でもコグニサイズのトレーニング法は難しい勉強や運動方法などは必要なく、日常生活に取り入れやすいので最適です。
歌を歌ったりしりとりを取りいれたり、簡単なステップを取りいれるだけでいいので神経質になる必要もないですし、行うことで頭の中がスッキリするのも良いでしょう。
ルールを覚えたり、複雑な操作が必要なものだと高齢の人には面倒になってしまいますし、またトレーニングを行うことが苦痛にもなってしまうでしょう。
楽しくないと続かないことが多いので、楽しく続けていくという意味でもコグニサイズのトレーニング法は良いでしょう。
また、軽い認知症のある人に試した結果、ある程度の効果があることが研究で証明されているので、やる気を起こさせるのにも最適です。
効果が感じられないものや、なんとなく行うトレーニングでは張り合いがありませんし、やっていても本当に認知症にいいのかどうかが分からないでしょう。
ある程度の結果が研究で証明されているので、やるならコグニサイズのトレーニング法を選んでみてもいいでしょう。
そして、まだまだ認知症の心配はないと考えられる中年の世代でも、若年認知症というのがあるので、トレーニングは知っておいたほうがいいでしょう。
そしてトレーニングを行うことは単に認知症予防の意味だけでなく、頭をスッキリさせて集中力を高めるという意味でも良いです。
毎日仕事でいろいろな情報を得ている人は、その膨大な情報量で頭が混乱してしまうこともあるでしょう。
ですからいったんリセットし、集中力を高め、記憶力を良くするためにもトレーニング、脳トレを活用していくといいでしょう。
難しく考えず、脳のリハビリだとも考えると良いでしょう。日常生活にも取り入れやすいです。
コグニサイズ運動(出典:国立長寿医療研究センター)
1.コグニステップ
2.コグニラダー
3.みんなでコグニサイズ
国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター 予防老年学研究部HP
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