リオデジャネイロオリンピックに向けて
ラグビー・ワールドカップでの日本代表の大金星があり、7人制ラグビー男子日本代表(通称:男子セブンズ)もリオデジャネイロオリンピックの出場権を獲得したことで、日本中でラグビーブームが起きています。
そんな中、同様にリオデジャネイロオリンピックの出場権獲得に向けて奮闘しているのが7人制ラグビー女子日本代表、通称女子セブンズです。
2015年11月7日、8日に香港で行われた女子セブンズアジア予選第1戦で優勝し、出場権の行方が決定する日本大会へ大きな弾みをつけました。
ラグビーは通常1チーム15人で行うスポーツですが、7人制ラグビーはその名の通り1チーム7人で競技を行います。
しかし、フィールドは15人制と同じものを使用するので、一人あたりのスペースが広く、オフェンス時にはスピードや俊敏性、キャッチの能力が要求され、反対にディフェンス時には広いスペースを少ない人数で守ることが要求されます。
また、試合時間は7分(または10分)ハーフで、1日に何試合も行うので非常にスピード感があります。
人数が少ないため、選手が何をしているのか、ボールがどこにあるのかが分かりやすいというのも魅力に1つです。
さらに、スペースが広いため個人技がトライに直結することが多く、見ていて盛り上がるポイントが多いというもの楽しめるポイントでしょう。
15人制ラグビーと7人制ラグビー何が違う、ルールと勝ち方
15人制ラグビーと7人制ラグビーの違いですが、人数が違いますのでそれぞれの役割が違ってきます。
15人制だとフォワードが8人でバックスが7人になりますが、7人制だとフォワード3人とバックス4人になりますのでスクラムは3人になります。
それと交代選手は控え選手5人で5回まで認められており、試合時間も短めも前後半7分ずつの14分になります。
7人制ラグビーは人数と試合時間も少ないためスピード感あるプレーが魅力であり、キックもセットしてからではなく跳ね返りを蹴ったり、チャージが禁止だったりしますので、流れのプレーが大事になります。
7人制ラグビーにも女子があり日本代表はサクラセブンズと呼ばれています。
一般的には女子セブンズと呼ばれまして、男子と変わらずスピード感あるプレーをしてくれます。
もちろん女子セブンズでも激しいコンタクトがあり、迫力のあるプレイを見せてくれます。
15人制の楽しみもありますが、7人制はコンパクトでありスピード感がありますので一瞬でも見逃せないですよ。
世界の強豪と日本チーム
男子は、15人制でもおなじみの、世界で無類の強さを見せるニュージーランドはやっぱり7人制でも強い。昨年までの「セブンズワールドシリーズ」で1999年からはじまった14シーズン中11回も優勝している。
「ワールドカップセブンズ」でも2013年ロシア大会では、男女アベック優勝を果たすなど2回の制覇している。
その他、2回目のワールドシリーズ優勝を狙う南アフリカやフィジー、イングランドなどが、15人制と同じく強豪となっている。
そんな中、15人制ラグビーの活躍からも、日本のラグビー力を整えれば、オリンピックでも充分上位進出のチャンスはあり、そのポテンシャルは持っています。
女子の強豪もやはり、ニュージーランド、オーストラリア、カナダ、南アフリカなど、15人制が強い国が上位を占めています。
日本の女子セブンズにいたっては、これまで競技人口が少なかったため15人制と両立する選手がほとんどでしたが、五輪種目に決まってから、バスケットボールや陸上など他の競技からの転向組や若い世代の成長などで、7人制専門の選手も増えてきた。
2012年から浅見敬子ヘッドコーチの下、強化を進め中国代表と互角に戦いが出来るようになってきた。
世界ランクから言うと、今シーズンはコアチーム(世界トップ11)に昇格したようなので、断定11位といえます。
ここから始まる7人制ラグビーと注目選手
サクラセブンズ、男子セブンズ、まだまだ知名度がありません。
サクラセブンズとは7人制ラグビーの日本女子代表選手の愛称です。
もともとラグビーは15人制、その同じフィールドで7人で戦うのが「セブンズ」です。
人数が少ない分、ボールの動きも早く、見ごたえがあるスポーツ。
もっともっとみんなに注目してもらいたい競技の1つです。
2016年夏季オリンピック・リオデジャネイロ大会ですでに正式採用が決定している女子7人性ラグビー。
サクラセブンズは大会出場権獲得に向け、そして、大会メダル獲得に向け、日夜練習、合宿に励んでいます。
実力も認知度も徐々にあがってきているサクラセブンズ。メンバーには美人ラガールが揃っているという驚きの声も。
そして、一方男子セブンズ。こちらも強豪国の仲間入りを果たし、いまや国際大会でも常連。
世界と日本の格差はないともいえる実力。オリンピックでも十分メダルを狙えるチームとなっています。
躍動感溢れるプレーは見るものを魅了します。
今までにないラグビーファンが急増中と言っても過言ではない今の日本。男子セブンズにも世界に通用する注目選手がたくさんいます。
男女ともメダルを獲得できる力を十分つけてきている為、きっちりと五輪の出場権をしっかり獲得してもらいたいもの。
今後はテレビ中継も始まり、メディアで取り上げられることも多くなりそう。
15人制のラグビーしかしらなかった人たちにも男子セブンズ、サクラセブンズとともに注目が集まりそうです。
男子セブンズ
橋野皓介(キヤノンイーグルス)
坂井克行(豊田自動織機シャトルズ)
豊島翔平(東芝ブレイブルーパス)
レメキ ロマノ ラヴァ(ホンダヒート)
小澤大(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)
渡邊昌紀(リコーブラックラムズ)
羽野一志(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス)
女子セブンズ
鈴木実沙紀(東京フェニックスRC)
横尾千里(東京フェニックスRC)
冨田真紀子(世田谷レディース)
加藤慶子(世田谷レディース)
兼松由香(名古屋レディース)
清水麻有(高崎ラグビークラブ)
山口真理恵(Rugirl-7)
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